30以上のファッションブランドを取り扱う「ドットエスティ」の実店舗が12月3日、なんばCITY(大阪市中央区難波5)本館1階にオープンする。運営はアダストリア(東京都渋谷区)。
「グローバルワーク」「ローリーズファーム」「ニコアンド」など30以上のブランドをそろえ、幅広い客層が利用するオンラインストア「ドットエスティ」。2014(平成26)年から運営を続け、2021年10月現在で1200万人の会員を持つ。単一ブランドを扱う店舗は約1300あるがブランドを集約した店舗はなく、2021年5月に「ドットエスティストア」を東京、千葉にそれぞれオープンした。関西初出店となるなんばCITY店の面積は、既存店で最大の約588平方メートル。
店内はブランド別に紹介するエリア、アイテム別に紹介するエリア、同店限定のアイテムを紹介するエリアに分かれる。梅田などで働く店舗スタッフの着こなしをサイネージで紹介するエリアも用意し、近隣店舗への送客効果も狙う。店内3カ所に設置されたミラー型のサイネージは、試着したアウターに合うパンツなどをその場で表示し、購入できる仕組みになっている。購入履歴も見られるので、すでに購入した商品との相性を確認できる。ドットエスティ事業部アシスタントマネジャーの長島雄太さんは「スタッフとの会話を楽しみながら服を選べるのが実店舗の強み」と話す。
大阪に拠点を置くホテルやカフェとコラボレーションし、パーカ(7,370円)、トートバッグ(1,650円~)、ニット帽(2,750円)なども同店限定で販売する。長島アシスタントマネジャーは「地元企業とも協力しながらお互いにとって良い関係が築けたら」と話す。
同事業部部長の新井和路さんは「既存の2店舗は『買い物をしに来る』と目的がはっきりしたお客さまが多い一方、なんばCITY店はターミナル駅に隣接することから、いろいろな目的で来店する人が多い。新たな接点が増えるはず」と期待する。
営業時間は11時~21時。