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新町のSDGs専門コンサル会社がデザイン事業立ち上げ 仮想空間にSDGs取り入れる

4月から社長になる浅見さん(左)と、現任の一柳翠さん(右)

4月から社長になる浅見さん(左)と、現任の一柳翠さん(右)

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 国連が設定する「持続可能な開発目標」(SDGs)達成を推進する企画会社「ネクストエージ」(大阪市西区新町3)は2月末、メタバースのデザイン設計事業「Grape(グレープ)」を立ち上げる。

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 企業のSDGs達成を推進する総合企画コンサルティング会社として、2021年に地域新聞の編集長を務める吉村大作さんが立ち上げた同社。吉村さんが代表取締役を務め、会社の顔となる社長は1年交代で大学生が務める。

 Grapeの正式名称は「Grape Ethical Vartual Brands(グレープ エシカル・バーチャル・ブランド)」。メタバースやVRなど仮想空間で目にするもの全てをデザイン設計し、売り上げの10%を現実社会の格差是正に取り組む非営利団体に寄付する。吉村さんは「エシカルなバーチャル商品は世界でも類が無く、SDGsを掲げる企業はエシカルなコンセプトの取引先を選ぶ傾向が強くなることから、仮想空間のデザイン設計のトップランナーを目指す」と意気込む。

 2月14日からはSDGsに関連の深いテクノロジーを紹介するウェブメディアも立ち上げる。記事を読んだ読者は、気に入った商品をモニター価格で購入できるサービスも用意する。4月から社長に昇格する、大学1年生の浅見咲菜さんは「Grapeもウェブメディアも、SDGsに真剣に取り組んできた当社のような企業でないと、説得力に欠ける。社会利益の創出にコミットしてきた自負がある。今年はネクストエージが社会を変える年」と自信を見せる。

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