南海電鉄が今春、南海なんば駅および隣接施設で、女性用トイレに生理用ナプキンを無償配布する実証実験を始める。
南海電鉄とインターネットを用いた遠隔医療サービスを企画・運営する「ネクイノ」(大阪市北区)、泉北高速鉄道の3者が協力して実施する。女性用トイレの場所は、南海なんば駅3階東、同西、泉丘駅のほか、なんばパークス(浪速区難波中2)3階、パークスタワー(同)7階、なんばスカイオ(難波5)10階など7カ所。商業施設も含む。
ネクイノが3月から運用を始める専用アプリをダウンロードし、トイレに設置しているディスペンサーにスマートフォンをかざすことでナプキンを受け取れる。実験を通して利用者のニーズや意見などを収集し、実用化を目指す。南海電鉄によると、改札内にある女性用トイレに導入するのは関西の鉄道会社では初めてという。
期間は3カ月を予定している。