北海道の食材や料理を集めた「大北海道展」が2月17日、高島屋大阪店（大阪市中央区難波5）7階催会場で始まった。

北海道産の海鮮物を詰め込んだ「道産 豪華海鮮11種盛」

　新型コロナの影響で物産展が軒並み中止になる中、「どうにかして開催してほしい」という要望が多く集まったことから、1年4カ月ぶりの開催を決めたという。同催事初の2月開催で、「越冬じゃがいも」や「シャドークイーン」など、この時季ならではの旬の食材を味わえるメニューや、コロナ禍で定着しつつある「おうちぜいたく」需要に合わせた「豪華弁当」などを用意して展開する。

　会期中の出店数は、1週目と2週目で約20店舗を入れ替えて全60店舗。ジャガイモを特集したブースでは、それぞれのジャガイモの特性を生かしたメニューを約20種類そろえる。倉庫に雪を入れて湿度と温度を保ち、ゆっくりと熟成したジャガイモを使った「熟成じゃがいもソフト」（462円、各日200食）や、「北あかりのスイートポテトパフェ」（990円、各日50食）などのスイーツのほか、「塩辛じゃがバター」（432円）や、「シャドークイーン 紫のコロッケ」（324円、各日50個）など実演販売する商品も。

　「おうちぜいたく」需要を狙って、同店限定の「豪華弁当」を10種類販売。北海道産の海鮮を詰め込んだ「道産 豪華海鮮11種盛」（3,510円、各日50折り）や、「焼肉屋さんの道産牛・道産ホタテ・道産ジャガイモのせ弁当」（2,592円、各日100折り）などを用意する。

　イートインスペースも設置。同店初登場のみそラーメン専門店「にとりのけやき」の「味噌（みそ）ラーメン」（921円）や、「鮨処（すしどころ） 竜敏」の「贅沢（ぜいたく）炙（あぶ）り握り」（1食4,180円、各日100食）などのメニューを楽しめる。

　そのほか、これまでの北海道展の歴史を振り返る「高島屋大北海道展アーカイブ」や、1階「グッドショックプレイス」で道産の食品を販売するイベント「旭川・十勝・釧路 ご当地フードフェア」も開催する。

　販売第4部食料品催支援セールスマネジャー課長の松岡拓弥さんは「なかなか北海道に足を運べない日々が続いている。北海道の食が存分に味わえるイベントに仕上げているだけでなく、感染症対策も万全にしているので安心して来てもらえたら」と呼び掛ける。

　開催時間は10時～20時（22日は18時、最終日は17時まで）。3月1日まで。