マリオットブランドのラグジュアリー・ホテル「W Osaka」(大阪市中央区南船場4)が3月16日、開業1周年を迎えた。
広報の森智美さんは客層について「若い人から高齢の人まで幅広く、年齢よりむしろ『音楽やファッション、デザインなどWの大事にしているポイントに共感する人』の来店が多い」と話す。インテリアデザインには「日本」や「大阪」を感じる要素をちりばめているものの、国内客からは「海外に行った気分になれた」という感想が多いという。森さんは「日帰りプランや、モクテルの開発、サブスクリプションサービスなどコロナ禍の中でもニーズをくみ取って新しい企画を打ち出してきた。制約がある状況でも前に進めた一年だと感じている」と振り返る。
今後について、森さんは「短期的にはシェフやアーティストとのコラボレーションなど、Wらしい企画を展開したい。多様性をテーマにイベントを企画するなど、CSR活動にも引き続き取り組んでいく。2025年には大阪万博も開催されるので、海外旅行客も呼び込めたら」と話す。