ホテル「ベッセルインなんば」(大阪市中央区道頓堀2)が3月25日、大阪メトロ御堂筋線なんば駅近くに開業した。運営はベッセルホテル開発(広島県福山市)。
「ベッセルホテル」「ベッセルイン」「レフbyベッセルホテルズ」など5ブランドのホテルを全国展開する同社。ベッセルインなんばは31店舗目で、大阪府内では2店舗目となる。14階建て、延べ床面積は約3058平方メートル。部屋数は123室(13.7平方メートル~19平方メートル)。内装は、レンガや工場用の照明などを使いインダストリアル(工業的な)デザインを施す。
「しあわせ朝ごはん」をコンセプトに掲げ、各ホテルでオリジナルの朝食を提供する。同ホテルでは、「NAMBA ONE HAND モーニング」をテーマに、片手で手軽に食べられるメニューを中心に、約80種類をそろえる朝食ビュッフェを用意。肉や魚、野菜など好みの具材を食パンやコッペパンに挟んだり、ご飯にのせたりして楽しめる。テイクアウトに対応し、客室や道頓堀川沿いの遊歩道など屋外でも食べられる。
客室は2階~14階に、スタンダードシングル(85室)やコンフォートダブル(13室)、スタンダードツイン(12室)など5タイプを用意。料金は1人=6,500円~。ターミナル駅のなんば駅や観光地の道頓堀の近くに位置するため、出張のビジネス利用や観光利用を想定する。1室大人2人で利用の場合、18歳以下の子どもは無料で、ベビーベッドの貸し出しや、おむつやおしりふきなどベビー用品も無料で提供する。全室禁煙。
合田厚司支配人は「若者層がなんばに観光で多く訪れており、20歳~25歳限定のプランを始めた。週末を中心に予約は好調で年間稼働80パーセントを目指したい」と意気込む。