生理用ナプキンを無償で受け取れるサービス「トレルナ」の社会実験が5月13日、南海なんば駅および隣接施設で始まる。
南海電鉄(大阪市浪速区)と泉北高速鉄道(和泉市)、ネクイノ(大阪市北区)の3社が行う社会実験。「トレルナ」はネクイノが開発・運営している。
同サービスは、利用者がダウンロードしたアプリでトイレに設置されている専用機器の横にあるQRコードを読み取ると、生理用ナプキンが受け取れる仕組み。実験は、南海なんば駅3階東、同西、泉丘駅のほか、なんばパークス(浪速区難波中2)3階、パークスタワー(同)7階、なんばスカイオ(中央区難波5)10階など商業施設含めた7カ所で行う。利用上限は2時間に1回。受け取れるナプキンの枚数上限は1カ月7枚とする。
ネクイノのトレルナ事業部・福永有理部長は「トイレットペーパーと同じような手軽さで生理用ナプキンが手に入る社会にしたい」と話す。今後は、専用機器に設置されているデジタルサイネージに広告動画を配信し、収益につなげていくという。
8月18日まで。