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なんばで「ネイチャーアクアリウム展」 関西初開催、水槽9本並ぶスペースも

水景クリエーターによる作品9点が並ぶ

水景クリエーターによる作品9点が並ぶ

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 「ネイチャーアクアリウム展 2022 大阪」が7月23日、なんばスカイオ(大阪市中央区難波5)7階コンベンションホールで始まった。

本間裕介さんの作品「水草の森」

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 「ネイチャーアクアリウム」は、水槽の中に石や流木、水草を配置し、魚やエビなどの生物を一緒に育てることで、自然の美しさと生態系の仕組みを再現するアート作品。二酸化炭素を水槽内に送り込み、太陽光の代わりにLEDライトを使うことにより、水草の光合成で生じる酸素が生物の呼吸に利用され、水槽内に循環を生み出すことができるのが特徴。関西初となる同展では、水景クリエーター集団「アクアデザインアマノ(ADA)」が制作した作品などを9つのエリアに分けて並べる。

 目玉は、長さ180センチの水槽を使う作品9点。「ネイチャーアクアリウム」の提唱者・天野尚さん(故人)の考え方や制作技術を受け継ぐ5人の水景クリエーターが、9つの異なるテーマやイメージを基に同展に向けて制作した。本間裕介さんの作品「水草の森」は、大きな流木を水槽の中心に設置し、あらゆる原産国の水草や魚を同じ水槽に入れることで「平和な空間」を表現したという。

 会場ではこのほか、ガラスケース栽培の植物や小型のテラリウムなど約50作品が9メートルにわたって並ぶ「グリーンライン」や、熱帯ジャングルをイメージした幅3メートルのアクアテラリウム作品「熱帯雨林の水辺」を並べる。そのほか、天野さんが生前に8インチ×20インチの超大判フィルムで撮影したアマゾン川や佐渡島などの生態風景写真8点も展示する。

 本間さんは「『生きたアート作品』で、期間中に変化するのも見どころ。子どもから大人まで作品を楽しみながら、生態系について学ぶきっかけになれば」と話す。

 開催時間は11時~18時(最終入場は17時30分まで)。入場料は、一般=1,500円、中高生=1,000円、3歳~小学生=800円。9月25日まで。

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