大阪ゆかりの商品を販売するイベント「大阪ええモン」が7月27日、高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)で始まった。
2012(平成24)年から続く同イベント。同館で働く若手社員の「推しモン」を各階で特集する。フードや化粧品、雑貨、ファッションなど約30ブランドを取り扱う。
販売第4部主任の吉田大毅さんによると、目玉商品は「陸水」(大阪府堺市)の販売する陸上養殖ヒラメという。同ヒラメは、泉南郡岬町の養殖用水槽から特急サザンで9時前に南海なんば駅に到着。高島屋大阪店でさばかれ、すしや刺し身として11時ごろ店頭に並んだ。吉田さんは「締めてから店頭に並ぶまで約5時間というスピード。鮮度が違う」と自信を見せる。
このほか、「牛乳石鹸共進社」(中央区)と大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合(浪速区)による、銭湯をテーマにした共同企画も8月2日まで行う。1階会場では、銭湯で販売されているTシャツやタオル、サウナグッズを並べるほか、番台を再現したフォトスポットを設置。銭湯「昭和湯」(東淀川区淡路4)を運営する森川商事(同)取締役の森川晃夫さんは「サウナブームもあって、若い人の来店も多い。(今は)ガス代の値上がりでしんどいが、物販などで補っていきたい」と話す。
東大阪市から来たという70代女性は「2日に1回は銭湯に行く。露天風呂やぬるめのお湯、熱いお湯などいろいろあるので時間を忘れて入ってしまう。風呂上がりに飲むコーヒー牛乳が最高」と笑顔を見せていた。
開催時間は10時~20時。8月9日まで。