ココナツを使ったスイーツや食料品を扱う「sari sari store(サリ サリ ストア)」(大阪市浪速区幸町2)が9月23日、なんばにオープンする。運営はココウェル(同)。
水井裕社長が学生時代、留学先のフィリピンでスラム街「スモーキー・マウンテン」を見て衝撃を受けたことをきっかけに、特産品のココナツを使ってフィリピンから貧困をなくそうと、2004(平成16)年に同社を設立。フィリピンから仕入れたココナツを使った製品を開発し、ECサイトで販売を始めた。同店は「より幅広い年齢層にココナツの良さを知ってもらいたい」と、アイスクリームやスムージー、焼き菓子などのココナツ製品をテイクアウトで販売する専門店としてオープンする。
店舗奥に併設する工房「cocowell laboratory(ココウェル ラボラトリー)」で製造するスイーツや焼き菓子などを販売する。ココナツミルクを使ったアイスクリームは、黒ごまやミックスベリーなど常時4種類を用意。価格は、レギュラーシングル=410円、レギュラーダブル=788円、スモールダブル=594円、スモールトリプル=810円(ワッフルコーンは各65円増し)。ドリンクは、消化吸収しやすいという「MCTココナッツオイル」とフルーツ、野菜を混ぜたスムージー(540円)やスパイスとココナツシュガーを使った「クラフトコーラ」(540円)など9種類をそろえる。
店内では、ココナツミルクパウダーやココナツオイル、果肉を粗びきしたココナツファインなどの量り売りを実施。客が持参した容器に入れて提供することで、容器の無駄を省き環境保護活動にも取り組むという。
水井社長は「店名は、フィリピンの『よろず屋』の総称から名付けた。ココナツに苦手意識を持っている人でも楽しめるよう、さまざまなココナツ製品を販売していく。来店するたびにココナツの新たな魅力を発見してもらえれば」と話す。
営業時間は9時~19時。水曜定休。