京都・伏見の日本酒の魅力を発信するイベント「京都伏見 日本酒SAKABA」が10月25日、心斎橋パルコ(大阪市中央区心斎橋1)で始まった。主催は伏見酒造組合(京都市伏見区)。
安土桃山時代から酒の製造が盛んで、現在も20以上の酒蔵が集まる京都・伏見の日本酒の魅力を知ってもらおうと、10月1日「日本酒の日」に合わせて実施するイベントの一環。日本酒を販売するほか、おつまみとともに伏見の日本酒を提供する酒場を期間限定でオープンする。
日本酒の販売では、地下1階「THE KITCHEN」に伏見の17蔵41種類を用意。「斉藤酒造」の「英勲 大鷹 純米大吟醸原酒」(3,388円)や「月の桂 The Branche(ブランシェ)」(2,200円)、手作業で醸造し約半年間熟成させた「金鵄(きんし)正宗 純米吟醸原酒 限定氷冷貯蔵」(1,980円)などを数量限定で販売する。店頭では日本酒を試飲してもらうほか、べったら漬けや塩辛など錦市場のおつまみを提供するイートインスペースも設ける。10月30日まで。
期間限定の酒場は、10月29日・30日、同館地下2階「心斎橋ネオン食堂街」にオープン。伏見の日本酒約40種類や錦市場から取り寄せたおつまみのほか、京都・河原町の飲食店「薄伽梵(ばかぼん) ハヂメ」のメニューを提供する。29日は、月桂冠や玉乃光酒造、黄桜など7蔵元による無料試飲やおつまみなどの景品を用意して抽選会を実施する。
同イベントを運営するウェアハウス(京都市中京区)の鈴木秀信社長は「観光客だけでなく心斎橋を訪れる若年層にも伏見の日本酒の魅力を知ってもらいたい。お気に入りの一本やペアリングを見つけてもらえれば」と話す。
開催時間は、日本酒の販売=10時~20時、期間限定酒場=15時~22時。