大阪府南警察署とカステラ店「銀装」が11月29日、なんばウォーク(大阪市中央区千日前)で交通安全運動を行った。
高石市に工場を持つ銀装が9月、大阪府高石警察署から依頼を受けて交通安全運動に協力したことがきっかけ。なんばウォークでは啓発チラシや銀色の反射板、銀装のカステラなどが入った啓発品150個を通行人に配布した。
心斎橋に店を構える銀装の赤木康人常務は「旅行支援などの後押しで人通りも明らかに増えている。取り組みを通して皆さまが交通安全に対する意識を高めるお手伝いができれば」と話す。南警察署・交通課長の北井健太さんは「10月から12月は、日没1時間後の事故が他の時期より多い。反射板を身に着けるなど目立ちやすい服装で事故を防いでもらいたい」と呼びかける。
啓発品を受け取った70代の女性は「3年前に免許を返納したので、今は自転車移動が多い。この前は信号無視してきた若い女性の乗る自転車に衝突されそうになった。自転車が一番怖い」と心配する。12月3日にはクリスタ長堀でも同じ取り組みを実施。啓発品の配布に加え、白バイを展示したり、演歌歌手の丘みどりさんが来場して交通安全を呼びかけたりする。