ホテル日航大阪(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-6244-1036)が4月1日、男性用トイレ個室にサニタリーボックス(汚物入れ)を設置した。
公共施設や商業施設の男子トイレ個室では、病気治療の影響や、尿漏れパッドなどを使う人、性的少数者らへの配慮から、サニタリーボックスの設置が進んでいる。広報担当者の鬼村知恵さんは「当ホテルも高齢者の利用が多く、潜在的に不便に感じているお客さまがいるのではないかと考え設置を決めた」と経緯を話す。
設置するトイレは2階~32階の共用部の男性トイレ個室18室。衛生面を考え、手をかざすとふたが開くタッチレス容器を採用する。
鬼村さんは「サニタリーボックスの設置だけでなく、Wi-Fiの強化といったIT環境のほか、設備の改善に努めるなど大阪・関西万博の開催に向けて利便性を高めていきたい」と話す。