「薬膳ラーメン」専門店「人類みな麺類とエスサワダ」が7月14日、心斎橋パルコ（大阪市中央区心斎橋筋1）地下1階にオープンした。運営はUNCHI（淀川区）。

6種類のスパイスを使った「雲無心」

　ラーメン店「人類みな麺類」（西中島1）が、ミシュランの星を持つ中華料理店「エスサワダ」（北区西天満4）とコラボレーションした同ブランド。「人類みな麺類」のしょうゆラーメンをベースに、「エスサワダ」の総料理長、澤田州平さんが独自のスパイスを調合した「薬膳ラーメン」を提供する。席数は44席。

　ラーメンは、クコの実や夏草花など6種類のスパイスで取っただしにしょうゆを合わせ、全粒粉配合の太麺をスープに絡ませる「雲無心（くもむしん）」と、濃いしょうゆ味をしょうがで調えたという黒いラーメン「相生（そうせい）」（以上1,000円）を提供する。

　サイドメニューは、「エスサワダ」のマーボー豆腐を大衆向けにブラッシュアップした「本格エス麻婆（マーボー）めし」（350円）や「芳香豚めし」（300円）を用意する。

　澤田さんは「試行錯誤して作っただしは、スパイスとしょうゆのバランスが絶妙。誰でも楽しんでもらえる薬膳ラーメンになった」と話す。UNCHIの松村貴大社長は「同店のラーメン鉢は全て、陶芸家玉山弘季さんが手がけた。薬膳ラーメンと調和する陶器にも注目してほしい」と話す。

　営業時間は10時～21時。