プロ野球・阪神タイガースがリーグ優勝を達成して一夜明けた9月15日、戎橋付近には静けさが戻った。
リーグ優勝した瞬間、戎橋は人が密集し歩けない状況となった。懸念されていた道頓堀川への飛び込みは、大阪府警が厳重に警戒したが、二十数人が行った。
静けさが戻った翌朝の戎橋周辺にはごみが落ちており、道頓堀川には投げ捨てられたペットボトルや缶が浮かんでいたが、遊歩道の清掃を行っていた清掃業者の男性は「ごみが多いと予想し、いつもより人数を増やしたけれど必要なかった」とも。戎橋北詰めの「デカ戎橋ビル」(大阪市中央区宗右衛門町)周辺を清掃していた男性も「ごみの量はいつもと変わらない。もっと多いかと思っていた」と話す。
グリコの看板をバックに、「阪神優勝」の文字が一面を飾るスポーツ新聞5紙をベンチに並べ、写真を撮っていた50代の男性は「三重から来た阪神ファン。昨日はテレビで見ていて、5紙セットになった朝刊を買いに来た。道頓堀が思ったより静かできれい。意外だった」と驚いた様子。「これから『おっ!サンの店』(サンテレビのポップアップストア)に向かう。阪神タイガースのグッズをたくさん買いたい」と笑顔を見せた。