北海道のグルメやスイーツ、食材を集めた「第71回 秋の大北海道展」が9月27日、高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)7階で始まった。
北海道が主催する物産展を百貨店として全国で初めて開催したという高島屋。今回は、通常1~2年のところ5年かけて生育するという「猿払(さるふつ)帆立」と、植物性プランクトンが豊富な場所で低い水温の中、栄養を蓄えながら育つという「厚岸牡蠣(あっけしかき)」を特集する。77店舗が出店し、そのうち13店が初参加する。
会場には、新型コロナウイルスの位置付けが5類へ移行したことを受け、昨年の約2倍の立食スペースを設置。入り口付近には、メロンやジャガイモなどの果物・野菜を販売するスペースや、チーズをかけた北海道の郷土料理「ザンギ」(481円)、帯広牛とホタテの串刺し(1,296円、各日50本限定)などを販売するエリアを、立食スペース周囲に設ける。
「猿払帆立」を使ったグルメは、「中華そば 六心」が「鰹と鶏の中華そば塩~猿払産帆立のせ~」(1,540円、各日150食限定)をイートインコーナーで提供するほか、「さるふつまるごと館」が殻付きのホタテ(486円)やホタテ丼(1,944円)などを販売。「厚岸牡蠣」を使ったグルメは、「スープカリーばぐばぐ」が20種類以上のスパイスが入った「限定シーフードカリー」(2,475円、各日30食限定)をイートインコーナーで提供し、「ヤママル成澤水産」が「道産かきづくし弁当」(2,808円、各日100食限定)などを販売する。
あんこを使ったスイーツにも力を入れる。「カントリーホーム風景」が十勝産小豆(あずき)のあんこを使ったソフトクリーム(550円、各日200食限定)を、「一糸と、庭」がクロワッサンの上に十勝産小豆のこしあんの糸状ペーストを絞る「あんワッサン」(701円)を販売する。
会場では、ふるさと納税の返礼品として寄付金額の3割をポイントとしてその場で使える電子決済アプリ「ふるさと納税払い チョイスPay」を関西の百貨店物産展で初めて導入する。
同店広報担当者の横澤直美さんは「入り口付近の立食スペースでは、作りたて、揚げたてのグルメが食べることができ、例年とは違った試み。北海道の市場にいるかのような雰囲気を楽しんでもらえたら」と話す。
開催時間は10時~20時(10月3日は18時閉場、最終日は17時閉場)。10月10日まで。