北欧各地のグルメやスイーツ、雑貨を集めたイベント「北欧マーケット 2023」が10月25日、高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)7階催会場で始まった。
フライドオニオンをまぶしたホットドッグ「コペンハーゲンドッグ」
昨年12月、北欧雑貨を中心に販売するイベントを初開催。3回目となる今回は、慌ただしい日常の中でゆったりとした時間を過ごしてほしいとデンマーク語で「居心地がいい空間」という意味の「ヒュッゲ」をテーマにした。会場の売り場面積を前回開催時の倍以上に拡大し、約20店が出店する。
グルメは、トナカイソーセージやミートボールなどにリンゴンベリージャムを合わせた「北欧プレート」(1,870円、各日20食限定)、フライドオニオンをまぶしたホットドッグ「コペンハーゲンドッグ」(756円)などを用意。フィンランドを舞台にした日本映画「かもめ食堂」のロケ地となったレストラン「ラヴィントラカモメ」のシナモンロール(471円)や、スウェーデンのチョコレートブランド「マルメ・ショコラファブリック」の洋梨とカルダモン、レモンとリコリスなどのフレーバーを入れたチョコレート(3個、1,741円)などのスイーツもそろえる。
雑貨は、フィンランドのデザイン会社「ロヴィ」の木材を使った高さ34センチの木のオブジェ(1万9,800円)や、デンマークのホームアクセサリーブランド「アーキテクトメイド」のアヒルのオブジェ(2万3,100円)などをそろえる。フィンランド生まれの作家で画家の故トーベ・マリカ・ヤンソンさんによるキャラクター「ムーミン」のこけし、マグカップ、ハンカチなどムーミングッズも用意する。
会場では、2人のアーティストの作品を展示する「小さな北欧美術館」を同時開催。スウェーデンのジュエリー・絵本作家で彫刻家のリサ・トフトさんは、手作りしたオブジェ、アクセサリーなどを展示・販売する。家具職人の濱田由一さんは、北欧で作られたイスを木や金属、プラスチックを使い5分の1サイズで再現した作品約80点を展示する。
同店企画担当者の平山昭洋さんは「今回は初めてフード、スイーツを提供し、今まで以上に売り場を充実させた。見て、食べて、買って北欧を感じてもらえたら」と話す。
開催時間は10時~19時(最終日は17時閉場)。10月30日まで。