クラウドやサーバーの設計を手がけるIT企業「ビヨンド」(大阪市浪速区難波中1)が10月17日、脱出ゲームの要素を組み込んだ「会社説明会」コンテンツを同社ホームページ上に公開した。
コロナ禍での採用方法として「オンラインゲーム会社説明会」や、顔を出さずに行う「バーチャル面接」など、遠方からも参加できる取り組みを打ち出している同社。広報担当の小松麻華さんは「遠方からでも応募できるようになったことや、交通費がかからないことから応募しやすい環境になり、ITリテラシーの高い学生の採用につながっている」と話す。
今回は、同社の会社説明会に来たら実は脱出ゲームが付いた会社説明会だったというストーリーで展開する。「24365」と答える場面では、「24時間365日サーバーを運用保守している」という同社の業務内容が分かる話につながるなどの内容。
小松さんは「自分たちの伝えたい内容を盛り込みつつ、ストーリーを面白く展開していくのに苦心した」と話す。シナリオやキャラクター、背景デザインの作成には生成AIの力を借りつつ、約4カ月かけて完成させた。エンディングは4パターン用意し、繰り返しプレーしてもらうことで会社への理解を促す。
「キャラクターの設定にこだわった。いわゆる『会社説明会』という堅苦しさはないので、気軽にプレーしてもらいたい」と話す。