戎橋筋商店街のマスコットキャラクター「えびたん」像が12月27日、なんばマルイ東側入り口横に設置された。
「えびたん」は商売の神様・えびすをキャラクター化したもので、デザインはイラストレーターの黒田征太郎さんが手がけた。2013(平成25)年には、同筋商店街が100周年を迎えたことを記念して「えびたん」像が建てられ、来街者を迎え入れてきた。11月23日にオープンした「なんば広場」完成をきっかけに、見た目にインパクトのある新「えびたん」像へリニューアルする。
新しく設置された「えびたん」像は幅・高さ共1.2メートル。船の底などに使われるFRP製で、アルミより軽くさびないのが特長。以前の「えびたん」像が60センチだったことから、約2倍の高さになった。台や後ろの装飾の高さも合わせると3メートルに届く。像の後ろには「戎橋筋商店街」と書かれたちょうちんを掲げ、脇には同商店街の説明が書かれたパネルや、以前は来街者が験担ぎでお金を置いていくことが多かったことから「招福箱」と名付けたお金を入れる箱も用意する。投げ入れられたお金は寄付などに充てるという。
当日は完成式典があり、祝詞奏上や玉串奉納などの神事が執り行われた。戎橋筋商店街振興組合の菊地正吾理事長は「なんば広場もオープンし、駅前が盛り上がってくる。像の前で写真を撮るなどして、思い出作りの一つにしてもらえたら。グリコ看板や法善寺の水かけ不動尊、難波八坂神社の獅子殿などと並ぶ名所にして、商店街の活性化につなげたい」と話す。