大阪メトロが手がける商業・オフィス複合ビル「Osaka Metroなんばビル」(大阪市浪速区難波中1)が3月上旬、開業する。
難波西口交差点に面する場所で、大阪メトロなんば駅6号出入口に直結する。敷地面積は1008平方メートル、延べ床面積は7264平方メートル。以前はホテル一栄が入居するイチエイ総合ビルが立っていた。地下1階・地上10階建てで、地下1階~地上3階を商業フロア、地上4階から8階をオフィスフロア、9階を飲食フロアとする。商業・飲食フロアのテナントは3月以降順次開業する。
ガラス素材の壁を使い、建物全体を「ショールーム」のように見せる外観が特徴。自然光を取り込むことで、建物内で働く人の健康増進にも役立てたいという。新耐震基準の1.25倍相当の耐震強度を持つ構造を採用するなど災害対策にも力を入れる。
2月28日に行われた竣工式で、大阪メトロの河井英明社長は「なんば駅は、当社が運営する108駅の中でも2番目に乗降人員が多い一大ターミナル。2032年にはなにわ筋線の新駅が整備されるなど今後の発展が期待されるエリアでもある。当社初となる商業・オフィス複合ビルが駅周辺のにぎわい創出に貢献できれば」と話した。