釣り具店「大門釣具」(大阪市中央区島之内2)が4月1日、オープン1年を迎えた。
中国・浙江省出身で、日本で貿易関係の仕事をする王忠良さんがオープンした釣り具店。店名は王さんの故郷・浙江省にある地名にちなむ。都心部にオープンした理由について王さんは「釣り場近くに店がなかったりすることが多く、出発前に道具がそろえられると便利なのではと考えた」と話す。初心者にも丁寧にサポートし、釣りスポットや季節ごとの釣りのポイントなども紹介する。
シマノ、ダイワなど日本の釣り具メーカーの竿、リール、釣り糸のほか、滋賀の釣り具メーカー「ジャッカル」のアパレルなどをそろえる。周辺には民泊やホテルが多く、「8割は海外の人。リールや竿など単価の大きいものが売れる傾向にある」と王さん。イカやイワシ、サバなどを冷凍した餌も用意する。
王さんは「道具を買って、そのまま海釣りに行きたい人もいるが、船の手配の難しさから断念する人が多い。どこかの業者と協力して、店側から案内できるようなサービスも企画できれば」と話す。
営業時間は11時~19時。日曜定休。