南海電気鉄道が4月8日、プロサッカークラブ「セレッソ大阪」とコラボレーションしたラッピング列車の運行を始めた。
「特急ラピート」が運行30周年、「セレッソ大阪」がクラブ設立30周年を迎えることを記念した企画。なんば駅と関西国際空港を結ぶ6両1編成の「特急ラピート」にラッピングを施す。
車体は同クラブのチームカラーであるピンク色を基調に、1・2・6号車にはエンブレムやロゴをデザイン。3~5号車には、日本代表に選出された経験を持つ清武弘嗣選手、香川真司選手、今年「川崎フロンターレ」から完全移籍で加入した登里享平選手など所属選手6人のデザインを施す。
初日には、南海なんば駅で出発式を行った。南海電気鉄道常務執行役員の梶谷知志さんはコラボレーションのきっかけについて、「共に30周年を迎えるに当たり、一緒に大阪の街を盛り上げようとセレッソ大阪からお声がけがあった」と話す。出席した登里選手は「地元である大阪で、昔から知るラピートに自分がラッピングされて大変うれしい。ラピートは僕の子どもたちが大好きな電車の一つでもあるので、早く一緒に乗って出かけたい」と話す。「自分たちはピッチで悲願の優勝に向けてこれからも盛り上がっていけたら」とも。
運行は9月末までを予定する。