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道頓堀の観光拠点がリニューアル ビーガンカフェ主体に

リニューアルした「Pivot BASE(ピボット ベース)」

リニューアルした「Pivot BASE(ピボット ベース)」

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 道頓堀の観光拠点「Pivot BASE(ピボット ベース)」(大阪市中央区道頓堀1)が6月1日、リニューアルオープンした。

ソースたこ焼き

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 JTBグループと道頓堀ナイトカルチャー創造協議会が、2022年9月に観光交流拠点としてオープンした同店。各テーブルにタブレットを配置し、観光情報を検索できるなど「観光」機能を押し出した施設だった。大阪・関西万博の開催や統合型リゾート(IR)の開業を見据え、今年2月に営業を終了し、ビーガンカフェを主体とした施設にリニューアルした。

 カフェは、道頓堀でたこ焼き店などを営業する「くれおーる」が運営する。席数は約50席。たこ焼き、焼きそば、串カツなど「こなもん」をビーガン向けにアレンジ。たこ焼きの生地は米粉と大豆粉、焼きそばの麺は小麦と玄米粉、串カツの生地は米粉とやまいもで用意するほか、とんかつや豚キムチ炒めの豚は大豆ミートで代用する。昼はセットメニュー、夜は単品メニューで展開する。くれおーるの加西幸裕社長は「道頓堀ではビーガンに対応している店が少なく、勝機はある」と話す。夜はバーとして営業し、ビールやハイボール、ウイスキーなどをそろえる。

 イベントスペースとしての利用にも対応し、自治体やDMO(観光地域づくり法人)、自社製品を宣伝したい企業に一部スペースや、店内に設置した大型モニターを貸し出す。JTBエリアソリューション事業部・大阪IR推進室長の菅原剛さんは「訪日客の誘客に課題を抱える自治体、DMOにとって、道頓堀で地元をPRできるのは大きい。企業からも視察の申し込みがきているので、注目度は高い」と話す。

 2日連続で来店したというドイツ人観光客は「18日間の滞在予定で来日した。ビーガンなのでこういう店はうれしい」と、焼きそばとおにぎりをおいしそうに頬張った。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、カフェ=15時~17時、ディナー=17時~24時。

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