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大阪・日本橋にハイアットの新ブランドホテル「キャプション」 国内初進出

国内初進出の「キャプション by Hyatt なんば 大阪」

国内初進出の「キャプション by Hyatt なんば 大阪」

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 国内初進出となるハイアットブランドのホテル「キャプション by Hyatt なんば 大阪」(大阪市中央区日本橋2)が6月12日、日本橋に開業した。

コミュニティースペース「Talk Shop」

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 サンケイビル(東京都千代田区)とハイアットの関連会社が締結したフランチャイズ契約に基づき「グランビスタ ホテル&リゾート」(同)が運営する同ホテル。「キャプション」は、ハイアットが2019年に発表した新ブランドで、「アンダーズ」「セントリック」と同じ「その土地の文化を色濃く反映したホテル」に位置付ける。2022年、米・メンフィスで1館目をオープン。同ホテルは、今年4月に開業した中国・上海に続く3館目となる。

 ホテルは、敷地面積約958平方メートルで地上11階建て。目玉は、ロビーを設けず、地元の人から旅行客まで誰でも自由に過ごせるようにするという1階のコミュニティースペース「Talk Shop(トークショップ)」。100席を設け、泉州地域の郷土料理「がっちょの唐揚げ」(900円)や黒門市場の鮮魚店から仕入れた魚の海鮮丼(1,700円)、大阪名物「串カツ」の盛り合わせ(850円)、大阪産の蜂蜜を使ったクリームブリュレ(850円)などフードやドリンクを提供する。

 今後は「トークショップ」で月1、2回、「たこ焼道楽 わなか」の職人から家庭用調理器を使いながら本格的なたこ焼き作りを学べる「キャプションタコパ」や、千日前道具屋筋商店街で70年続く包丁店の職人から製造工程を学ぶワークショップなどイベントの開催も予定。地元の人に発信の場として活用してもらい、客が大阪やなんばの歴史・文化に浸れる機会を創出するという。

 客室は、定員2人のスタンダードルーム161室、定員3人のデラックスルーム6室を用意。ワードローブの壁面に着物のイラストを施したり読書灯の下に巻物の絵を描いたりと部屋の機能を案内するアートをちりばめ遊び心を取り入れた。大阪出身のアーティスト・ZAnPon(ザンポン)さんによるアート作品もデザイン。ヘッドボードには、黒門市場をテーマにしたカラフルな色彩が特徴の作品「躍動」を、洗面所には、大阪独自の文化を伝えようとアルファベットで「nandeyanen」と描いた作品「なんでやねん」をそれぞれ設置する。

 日本ハイアット代表取締役の坂村政彦さんは「キャプション」の国内1号店としてなんばを選んだ理由について「個性豊かな飲食店が並び、黒門市場、道頓堀、国立文楽劇場、なんばグランド花月が徒歩圏内にある。伝統文化とトレンドが混ざり合い化学反応を起こすユニークで稀有(けう)なロケーションであると考え、目指すブランドコンセプトを実現できると思い出店に至った」と説明。総支配人の福田慎太郎さんは「トークショップでは、外国人観光客はもちろん地元の人も地域の魅力を発見してもらい新しいなんばをアップデートする体験を増やしていきたい」と話す。

 トークショップの営業時間は7時~22時。宿泊料金はスタンダード=1室1泊1万9,360円~、デラックス=同2万9,040円~。

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