生体展「ゆるゆる図鑑アマゾン展」が現在、心斎橋パルコ(大阪市中央区心斎橋筋1)14階「PARCO GALLERY」で開催されている。
「Gakken」(東京都品川区)が発行する「ゆるゆる図鑑」シリーズの一つ「ゆるゆるアマゾン図鑑」の世界観を表現した同展。
「ゆるゆる図鑑」は、危険生物や恐竜、サメ、アマゾンなどをテーマに紹介し、シンプルなイラストの4コマ漫画に解説を組み合わせた子ども向け図鑑。同展では、4コマ漫画や解説を使ってアマゾンに生息する生物約30種類を紹介する。
パルコ営業課の濱里真衣さんは「夏休みの自由研究や勉強に生かそうと、小学生を連れたファミリー層の来館が多い」と話す。
会場は、テーマごとに4エリアを設置。「ざばざばアマゾン」では、全長60センチメートルにもなり最大級のピラニアといわれる「ブラックピラニア」、アマゾンではピラニアよりも恐れられているという全長1メートルにもなる魚「タライロン」、黒地に白い水玉模様が特徴で、アマゾン川流域の淡水で暮らすエイ「ポルカドットスティングレイ」など魚類がそろう。「もふもふアマゾン」は哺乳類と鳥類がテーマで、「カピバラ」「オオアルマジロ」など同図鑑キャラクターのパネルを展示するほか、「ジャガー」「オオカワウソ」などの映像鑑賞スペースを設ける。
「のそのそアマゾン」では、「ヘラクレスオオカブト」「ルブロンオオツチグモ」「ぺルビアンジャイアントムカデ」、光が反射することで羽が青色に輝く「構造色」が特徴の「モルフォチョウ」を展示。「ぴょんぴょんアマゾン」には、尾を振って敵を攻撃するのが特徴の「グリーンイグアナ」、世界最大級のヘビ「アナコンダ」、本に記載がなく会場限定で展示する、身体が赤く頬の膨らみが特徴の「レッドテグー」など両生類と爬虫(はちゅう)類が並ぶ。
併設のグッズコーナーでは、同図鑑に登場する生物たちのイラストを使ったシールやぬいぐるみの販売を行うほか、カプセルトイも用意する。
展示する生物の世話をする「名東水園」(愛知県長久手市)海水魚アドバイザーの星野学さんは「生物の動きや質感は実物だからこそ分かる。図鑑の中から出てきた生物たちを観察することで、子どもたちの新たな発見のきっかけになれば」と話す。
営業時間は10時~20時(最終日は18時まで)。入場料は、大人=1,200円、子ども(小学生以下)=900円。9月1日まで。