そごう劇場(大阪市中央区心斎橋筋1、TEL 06-6281-3111)で10月18日、「大大阪」時代の道頓堀のダンスホールを再現する音楽イベント「大大阪スイングII Big Band Swing & Floor Dancin’!」が開催される。主催はスイングスタイル(西区)。
大正から昭和にかけての道頓堀周辺は劇場が立ち並び、「大大阪(だいおおさか)」と呼ばれていた。ダンスホールではビッグバンドがスイングジャズを演奏し、フロアは踊る男女であふれていたという。同イベントは、当時の雰囲気を再現し、「大阪・ミナミを陽気なジャズの街として再現しよう」というコンセプトで企画されたもので、昨年10月に続き2回目の開催となる。
主催するチャーリーニーシオさんは小学生のころからクラシック歌唱を学び、オールディーズ、ロカビリー、カントリーウエスタン、スイングジャズ、昭和歌謡などを歌い続けている。現在ではスイングダンスの普及活動にも取り組むほか、ミュージカルにも出演するなど、活動の幅を広げている。
出演は、チャーリーニーシオさんのほか、17人編成のビッグバンド「オリジナルハードジャズオーケストラ」、今回のための特別ユニット「大阪ロカビリー旋風バンド」、スイングダンスパフォーマンスチーム「バンザイスインガーズ」。
チャーリーニーシオさんは「道頓堀周辺は、昔と比べて随分変わったと言われている。道頓堀にジャズが流れ、劇場が立ち並ぶ、日本のブロードウェーのような場所だったことを知る人は少ない。このイベントを通じて、昭和初期のにぎわいや明るさを取り戻し、ミナミを活性化するお手伝いができれば」と話す。「若い世代にもスイングダンスの良さを伝えていきたい」とも。
チケットは、前売り=3,000円、当日=3,500円。問い合わせは、スイングスタイル(TEL 06-6533-3645)まで。