和クレープ専門店「浅草茶屋たばねのし 心斎橋店」(大阪市中央区西心斎橋1)が9月30日、オープンした。運営はoddo(同)。
静岡県の掛川抹茶を使った和風クレープを提供する同店。2022年5月、東京・浅草に1号店をオープンして以来、都内を中心に鎌倉市や京都市、鹿児島市などに9店舗を展開している。大阪への出店は、大阪港店(港区)に続き2店舗目。店名は、熨斗(のし)を何本か重ねたものという意味の「束ね熨斗」に由来し、「幸せを分かち合い、人とのつながりを大切にできる店になりたい」という思いを込めて名付けたという。
店内はモダンな要素を取り入れた茶室をイメージし、グレーを基調に、レジカウンターや椅子は木目調に仕上げた。席数は、テーブル=6席、ベンチ=3席。
クレープは6種類を用意。抹茶を練り込んだカスタード、マスカルポーネチーズ味のホイップ、コーヒーを染み込ませたシナモンクッキー、抹茶アイスなどを抹茶を練り込んだクレープ生地で巻いた「掛川抹茶ティラミス」(990円)を同店限定で用意する。このほか、ホイップクリーム、クラッカー、ごま塩、抹茶アイスなどを抹茶のクレープ生地で巻いた「掛川抹茶ブリュレ」や、カスタード、ホイップクリーム、クラッカー、リンゴのコンポート、大学芋、バニラアイスなどをクレープ生地で巻いた「蜜芋」(以上990円)などをそろえる。
クレープを包む包装紙にも、石川県の伝統工芸「加賀水引」の5代目職人・津田六佑さんが手作りした水引細工を飾り、和の要素を取り入れる。
ドリンクは、掛川抹茶ラテ(550円)をはじめ、掛川煎茶(500円)、コーヒー(390円)、カフェラテ(500円)など6種類を用意する。
石井紗羅店長は「クレープは、食感や味を最初から最後まで楽しめるのが特徴。はやりものが多い心斎橋で、ホッと一息つける場所として利用してもらえれば」と話す。
営業時間は11時~20時。