
商業施設「中座くいだおれビル」(大阪市中央区道頓堀1)が3月26日、リニューアルオープンした。
昨年6月からリニューアル工事のため閉館していた中座くいだおれビル。約19億円をかけ、外観や内装デザイン、館内の設備などを新しくした。目玉は外壁に立体看板となって掲げられる「くいだおれ太郎」。上半身と太鼓が立体的にデザインされ、全長6メートル。太鼓をたたく動作も付ける。
リニューアル後は飲食店を中心に20店舗が入る。飲食店は串カツ店や焼き肉店、鉄板焼き店などに加え、スシローや鳥貴族など大手チェーン店も入る。吉本興行が手がけるお笑いライブや訪日客向けの公演を行う「よしもと道頓堀シアター」、VRゴーグルを付けて伝統芸能を体験してもらう「ジラフジャパン」などエンターテインメント性の強い店も誘致した。
26日にはリニューアルを記念した式典も開催。昨年5月以来、道頓堀に帰ってきた太郎は「ええ休暇になりましてん。今日からまた太鼓たたきまっせ!」とコメントした。太鼓をたたき始めてすぐにばちが落ちるというハプニングもあったが、大勢の人が写真を撮るなど太郎との再会を楽しんでいた。