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黒門市場に日本茶専門店 1000通り以上からパーソナライズするラテも

「淹茶選手権2025」最優秀淹茶賞に輝いた西瑠偉さんが店長を務める

「淹茶選手権2025」最優秀淹茶賞に輝いた西瑠偉さんが店長を務める

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 日本茶専門店「SHIKI JAPANESE TEA」(大阪市中央区日本橋2)が5月19日、日本橋・黒門市場にオープンした。

看板メニューの「パーソナライズラテ」

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 大阪・枚方の製茶問屋「茶通仙 多田製茶」が運営する同店。専務取締役の多田雅典さんによると創業は明治初期。入門者向けに日本茶の案内役になる店舗を作りたいと新ブランド「SHIKI JAPANESE TEA」を立ち上げた。

 店内は、入り口付近に商品を提供するカウンターを、カウンター奥に物販コーナーを、それぞれ設置。多田製茶が創業した明治初期は西洋文化が流入した時代だったことから外観やカウンターはレンガ調に仕上げつつも、化粧梁(はり)に照明をつけるなど和と洋をミックスさせたデザインを採用した。店舗面積は約15坪。

 メニューの目玉は、1000通り以上の組み合わせから客それぞれに合ったラテを提供する「パーソナライズラテ」(1,500円)。1日10組限定。色や季節などの好みを答えてもらう質問6つから独自のフレーバーチャートに基づいて日本茶6種類、ミルク3種類、茶葉の分量、甘さの度合い、トッピングなどをパーソナライズし提供する。

 このほか、お茶とラテをアイスホットで用意。注文ごとにスタッフがカウンターで一杯ずつたてる。お茶は、濃さが違う抹茶3種類(700円~)とほうじ茶、玄米茶、煎茶、和光茶(以上700円)の7種類を用意する。ラテは、お茶のラインアップ7種類にミルクを合わせて提供。抹茶ゼリー(アイスのみ)、オーツミルク、ソイミルク(以上150円)などカスタマイズオプションを用意する。バニラアイスクリームに日本茶パウダーをブレンドしたソフトクリーム7種類(800円~)も提供する。

 物販コーナーでは、上質な抹茶で渋みが少ないという「御濃茶」、ほのかな渋みを持つという「御薄茶」など3種類の抹茶パウダー(2,000円~)を用意。ほうじ茶と和光茶、玄米茶、煎茶は、生活スタイルや用途に応じて選択してもらいたいと、リーフ、ティーバッグ、パウダーの3パターンで販売する。茶道具は、茶せんや茶せんの形を崩さず保管する「くせ直し」、手軽に抹茶をたてられるミニシェイカーなどを並べる。

 多田さんは「抹茶は人気でスポットライトを浴びがちだがそれ以外の日本茶にも注目してもらい農家を助けられたら。好みの日本茶に出合えるナビゲーターとして機能させられれば」と話す。

 営業時間は9時30分~17時。

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