
難波八阪神社(大阪市浪速区元町2)の神事「船渡御」「陸渡御」が7月13日・14日、ミナミエリアで行われる。
神を祭る「神事船」や祭りを知らせる「どんどこ船」などが道頓堀川を行き交う神事で、江戸中期に一度途絶えたものの、2001年(平成13年)に約230年ぶりに復活。現在は難波八阪神社船渡御保存会(浪速区)が主催し、毎年恒例の行事として定着している。
13日に開催される「船渡御」のクライマックスは19時から21時。御旗船、鳳輦(ほうれん)船、神饌(しんせん)船、太鼓船、地車船といった神事船約10隻が日吉橋から日本橋までを巡行し、道頓堀川を照らし出す。
14日には「陸渡御」を実施。みこしを中心に、太鼓や獅子舞、地域の子どもたちを含む約100メートルの行列がミナミの街を練り歩く。10時30分に難波八阪神社を出発し、なんばグランド花月(中央区難波千日前1)、千日前商店街、道頓堀商店街、戎橋筋商店街、高島屋を経てJR難波駅方面を巡った後、再び神社へ戻る。境内では18時から獅子舞の奉納や、神前に供えた餅をまく「餅まき行事」(21時ごろ)も行い、地域の人々や参拝者を迎える。