
「大阪のカレーと薬」展が現在、大阪市立中央図書館(大阪市西区北堀江4)で開催されている。
大阪の薬種商とカレー文化を紹介する企画展。1905(明治38)年に大阪の薬種問屋が日本で初めて国産カレー粉を製造・販売したことに着想を得たという。「薬」「カレー」に分けた本・雑誌・パンフレットなどの資料約25点を展示する。カレーや薬に関連する蔵書約10冊も展示。貸し出しに応じる。
「薬」コーナーでは、現在も多くの製薬会社の本支店があり、「薬のまち」として知られる道修町を中心に紹介。大阪市が紹介されている月刊誌「大阪人」の道修町特集や当時の薬のチラシ広告を紹介した資料などを並べる。
「カレー」コーナーでは、本や雑誌がカレーの系統図や文化的ルーツを紹介しているページを開いて展示する。
同館利用サービス担当者の出井友加里さんは「老舗のカレーから近年ブームになっているスパイスカレーまでの歴史を感じてもらえれば」と話す。「3階には大阪に関連する資料を集めているので足を運んでもらえれば」とも。
12月17日まで。
同図書館の開館時間は9時15分~20時30分(土曜・日曜・祝日は17時まで)。第1・第3木曜休館。