南海電鉄140周年記念イベント「スペシャルサンクスフェスタ in なんば広場」が11月2日、なんば広場(大阪市中央区難波5)で行われた。
11時~17時に開催した「南海140周年サンクスコーナー」では、創業から現在までを振り返る歴史年表の展示や全問正解者に抽選で南海電鉄グッズを進呈する「南海電鉄歴史クイズ」などを行った。来場した子どもは、特急列車「ラピート」のミニ電車の走行体験や南海電鉄子ども制服着用体験、マスコットキャラクター「ラピートくん」との記念撮影などを楽しんだ。このほか、同社が募集した「未来につたえたい!南海電鉄との思い出」コーナーには、16点の優秀作品を並べ、最優秀作品を決定する来場者投票を行った。
18時~19時30分に行ったステージイベントは、「岸和田だんじり祭」のだんじりばやし「沼町鳴り物」5人による太鼓や笛の演奏からスタート。ファッションデザイナーで沿線の岸和田市出身のコシノジュンコさんが登壇し、4月に刷新された同社の新制服、大阪で開催された1970(昭和45)年と2025年の万博ユニホームなど自身がデザインした衣装を紹介するファッションショーを行った。1人でソプラノとテノールを歌い分ける両声ボーカリストのマリアセレンさんはコシノさんデザインの衣装を身にけ、「Time to Say Goodbye」など3曲を披露した。
「地元の南海電鉄のユニホームをデザインできたのは一番の自慢。大阪で行われた2回の万博に両方関わっている人はなかなかいないのでは」とコシノさん。南海電鉄のブランド&コミュニケーション部の大久保有紗さんは「『140周年ありがとう』の気持ちを込めて企画した。たくさんの方に来場いただき、地域の皆さまと共に歩んできた歴史を実感することができた」と話す。