「浪花日本橋劇場」(大阪市中央区日本橋1)が10月23日、オープン1周年を迎えた。
健康食品の製造販売・輸出を手がける「日英物産」(吹田市)が、訪日外国人旅行者向けのショールーム開設に当たり、日本文化に触れてもらおうと昨年にオープンした同施設。
劇場では、ミナミ唯一の茶屋として営業を続ける「たに川」の芸妓(げいこ)が舞を披露する(各日、13時、14時、15時、16時、17時)。芸妓と一緒にお座敷遊びや記念撮影をする時間も設けるほか、着物の着用体験とフォトスポットでの撮影も行う。体験料金は約45分=4,000円(芸妓の舞鑑賞含む)。
この1年の客層について、日英物産の足立洋さんは「中国、韓国、タイ、ベトナムなどアジアからの旅行者がほとんど。欧米からは3~4件ほど申し込みがあった」と話す。大阪・関西万博会期中は、宿泊代の高騰もあり団体ツアーの本数が減り、個人の予約の問い合わせが増加したという。足立さんは「今までも個人予約は受け付けていたが、芸妓のスケジュールの都合で出演できないケースもあった。11月からは劇場に芸妓が常駐するため、少人数の予約でも対応できるようにしたい」と話す。
月曜定休。