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大阪・ミナミの芸妓のドキュメンタリー映画、アメ村のシアターで公開

「鶴になる」主演の千鶴さん

「鶴になる」主演の千鶴さん

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 ドキュメンタリー映画「鶴になる」の公開が2月7日、アメリカ村のミニシアター「シアターエミュ」(大阪市中央区西心斎橋2)で始まった。

「鶴になる」舞台あいさつの様子

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 同映画は、ミナミで唯一営業を続ける茶屋「たに川」に在籍する芸妓(げいこ)「千鶴」さんが芸妓デビューするまでを描いたドキュメンタリー映画。監督は島田拓空也さんで、2024年に制作費をまかなうためにクラウドファンディングを行い、約260万円が集まった。島田監督は関西学院大学出身で、在学中に札幌国際短編映画祭で「Micro Docs for SDGs賞」を受賞。現在は映像作家として活動し、「ヤフー!ニュース」のプラットホームで、ドキュメンタリー映像を発表している。

 千鶴さんは2003(平成15)年生まれの大阪府出身。芸妓の世界を知ったのは新聞記事がきっかけで、「すぐにでも芸妓の世界で活躍したい」と高校を中退し、京都の置屋(舞妓の事務所兼下宿所)に所属する。しかし翌年には新型コロナウイルスがまん延し、慣れない環境に体調も崩したことも重なって茶屋を辞める。その後高卒資格を取り、会社員として働き始めるものの、芸妓になる夢を諦めきれず2023年、「たに川」の門をたたいた。

 千鶴さんは「スクリーンに映った自分は何度見ても恥ずかしいが、この仕事をしたくて『たに川』を訪れたときの気持ちがよみがえる」と話す。たに川では、後輩がなかなか入らず「末っ子」の期間が長かった千鶴さんだが、2024年に「福鶴」「富鶴」さんがたに川に入門。2人もすでに芸妓になり、活躍している。千鶴さんは昨年から従来の踊りに加え、三味線や唄の技術も身に付け、客席で披露している。千鶴さんは「後輩ができて教える立場になった。『姉さん』として妹分には負けていられない」と意気込む。

 上映料金は、一般=2,000円、大学生~小学生=1,500円、未就学児=1,000円。2月20日まで。

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