クリスマスを1カ月半後に控え、グッズなどを取り扱う量販店ではクリスマス商戦が本格化している。
包装用品販売の「シモジマ心斎橋店」(大阪市中央区北久宝寺町3、TEL 06-6252-4361)では、9月15日からクリスマス関連グッズの取り扱いを始めた。今月にかけてクリスマス向けグッズの取り扱い点数を大きく増やした。来店客の個人客と業者の比率は3:7程度。業者は複数店舗での装飾を行う場合が多く、まとめて購入していく。2年前から取り扱っている高級志向の小型ディスプレーを買い求める客が増えてきているという。個人客でもこだわりを持ったクリスマス用装飾を考える人が消費を引っ張る。毎年グッズを買い求める来店客もおり、昨年の装飾を撮影した写真をスタッフに見せるなどつながりも深い。
定番商品では、イルミネーション用として使用されるLEDライトは数年前から主流になってきている。耐久性や消費電力の少なさなどで環境に配慮し、カラーバリエーションが増えたことでより幅の広い表現が可能となった。完成品も店内に30種類展示するなどクリスマス気分を盛り上げる。クリスマスツリーは、装飾済みでワンタッチで組み立てができるタイプのツリー「ポップアップツリー」(高さ150センチメートル=9,069円など)や紫系、白系などのカラフルなツリーが並ぶ。
スタッフが毎年ヨーロッパに買い出しに出向き、他店にはない新しいグッズの提案を行う同店。赤や青、白のLEDライトを葉などに配置した「ポインセチア」(赤=7,822円)やブラックファイバーツリーなど、今年も同店ならではの新商品が店頭に並ぶ。
島田浩一店長は「良い商品はどうしても早くなくなってしまう。店に来ていただいてたくさんの商品の中から選んでいただきたい」と話す。商戦は全体的に長期化しており、「今年のピークは11月中旬から下旬にかけての期間になりそう」(売り場担当の西村勝太さん)。店内は年末年始向け商品の取り扱いも始まっている。
営業時間は、月曜~土曜=9時~19時30分、日曜・祝日=10時~18時20分。