大阪・ミナミの南船場に焼き肉店「宝楽苑」(大阪市中央区博労町4、TEL 06-6252-3933)がオープンし、話題を集めている。運営は「神戸にんにくや」などの飲食店を展開するエンテック(北区)。
同店は、同社関係者が尼崎市で営んでいた焼き肉店の秘伝のたれと牛肉の格付けで最高ランクであるA-5評価の肉を使い、安く提供するのが特徴。ロースは「特選ロース」(2,500円)、「上ロース」(1,600円)、「ロース」(1,000円)の3種類あり、カルビも同様に3種類用意するほか上ミノ(850円)やハラミなども。焼き肉店に携わって12年の芦田孝次さんは「値段に負けない質の良い肉を提供するよう心がけている」と肉に自信を持つ。
店舗は1階にテーブル席、2階に掘りごたつ席を設け、合わせて38席。どの席も仕切りを設け、個室に近い感覚で落ち着きのある雰囲気にした。2階の掘りごたつ席はすだれ状の仕切りを開け20人程度までの宴会にも対応できる。責任者の小山翼さんは「エンテックグループの共通認識である来店客が居心地のよくなる空間づくりに努めている」と話す。店舗面積は39坪。
来店客は30代が中心で、平日は会社帰りのビジネスマン、休日は買い物帰りのカップルが多く、口コミで来店層が広まっている。野球解説者の金村義明さんやウオーキングトレーナーのデューク更家さんも来店したという。客単価は5,000~6,000円。小山さんは「来店客にどれだけ楽しんでいただけるか、料理だけでなくスタッフの笑顔での接客にも力を入れている」と話す。
営業時間は17時~24時。