ビリー隊長が久々のブートキャンプ-映画「セントアンナの奇跡」で舞台あいさつ

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 7月25日から全国ロードショー公開される映画「セントアンナの奇跡」の試写会が同15日、大阪厚生年金会館(大阪市西区新町1)で行われ、舞台あいさつにビリー隊長ことビリー・ブランクスさんが登場した。

ビリー隊長は夫人とともにハマーのリムジンで会場入り

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 スパイク・リーが監督を務めた同作品は、1944年イタリア・トスカーナでナチスと戦っていた黒人だけの部隊「バッファロー・ソルジャー」に所属する4人の兵士が地元の子どもを救出したことから始まる過酷な運命と奇跡を描く。

 「ビリーズブートキャンプ」で一躍有名になったビリーさんは、今年1月に知子夫人と結婚、現在は大阪に在住する。試写会には、関西に1台しかないという全長9メートルのハマーのリムジンで乗り付けた。舞台あいさつには、ビリーさんに加え知子夫人も通訳として登場。映画について、「感動して5回も見た。自分の国の自由を得るために多くの兵士が死んでいった。自分たちの世代ではなく、次の世代のために頑張った」(ビリーさん)と話し、さらに「こうして日本に来ることができてうれしい。人生そのものが奇跡」と自身を振り返った。

 映画に関連して、米陸軍の新兵教育インストラクター時代のトレーニングについて振り返ったビリーさんは、「泣く兵士もいた」ほどの厳しさだったことを明かした。続いて、映画を見て考えた座ったままでもできるエクササイズを披露、観客とともに上半身や腹筋を動かして汗を流した。ビリーさんは、体脂肪率6%という肉体を披露、53歳とは思えない体の動きに観客からは歓声と拍手が絶えなかった。

 舞台あいさつを終えたビリーさんは「(観客の皆さんが)笑顔で一緒にエクササイズをしてくれたのがうれしかった。ストレス発散のために5分でもやってみると変化があるはず」と自信をのぞかせる。今月19日には心斎橋にエクササイズスタジオをオープンする予定で、「皆さんに健康になってほしいので、ぜひいい汗をかきに来てほしい」とPRも忘れなかった。

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