広告代理業などを手掛けるオゾンネットワーク（東京都渋谷区）は8月22日、「心斎橋OPA」（大阪市中央区西心斎橋1）6階に「SBY Happy Room心斎橋OPA店」を関西初出店する。

　「SBY（エスビーワイ）」は「SHI-BU-YA」の略称で、2007年12月に「SHIBUYA109」（東京都渋谷区）に初出店した情報発信型店舗。雑貨などを扱うショッピングエリア、化粧品などを無料で配布するサンプリングエリア、メーク直しができるメークアップエリア、タピオカドリンクなどを提供するカフェエリアなどから成り、女子高生らティーン層に新しい情報を提供するスポットとして人気を集め、「ギャルの新名所」として各メディアでも話題を集めている。

　今年3月には、「SBY」のショッピングエリア部分を独立させた新業態の「SBY Happy Room」を原宿・竹下通りにオープン、オリジナル雑貨やバッグなどを販売している。「心斎橋OPA」に出店するのは「SBY Happy Room」業態の2号店となり、原宿店同様、物販スペースのみの展開となる。「SBY」が東京以外のエリアに出店するのは今回が初めて。

　「SBY Happy Room心斎橋OPA店」は、約15坪の店内に、雑貨やコスメ約500アイテムをそろえる。ターゲット層は従来よりも広げ、10～20代に設定する。取扱商品は原宿店と同様だが、コスメコーナーを「SBY Happy Cosmetics」として大きく展開し、「VICTORIA’S SECRET」など海外の人気コスメなども取りそろえる。

　大阪への出店について同社SBYプロジェクトチーム宣伝・広報担当の柴垣麻衣子さんは「大阪にオープンしてほしいという声が多かった。またポップでカラフルな色合いの小物の取り扱いが多く、関西の客に受けることが多かったことも出店理由の一つ」と話す。「渋谷の流行を伝えていきながらも、心斎橋ならではの人気アイテムもリサーチしていきたい」とも。