カウンター8席の小さな居酒屋「Tavola diあらき」(大阪市中央区東心斎橋2、TEL 06-6214-0246)が7月19日、東心斎橋にオープンした。
同店は、大阪・本町の居酒屋「トゥマッチ」オーナーシェフの荒木茂治さんが1人で営業を始めたもの。「1人での営業にちょうどいい」6坪の店内に、「く」の字形のカウンター8席を備える。「Tavola」は「食卓・テーブル」を意味し、「自分の家の食卓に遊びに来てもらうような感覚の店にしたかった」ことから、店名を「あらきの食卓」とした。音楽好きの荒木さんは、ジャズやスウィングといった音楽をBGMに使用し、落ち着いた雰囲気の店内となっている。
「小さな店」ということから定番メニューを置かず、料理はすべて来店客に合わせて、荒木さんが独自で調理をする。「おいしい野菜を食べてもらいたい」とのコンセプトで、新鮮な野菜や魚など、その日仕入れた「厳選素材」を使った料理を提供する。おひたしや胡麻和えなどの惣菜、刺身、豆腐、麺類、旬のブロッコリーやパプリカを使った焼き野菜など。目の前で調理する豆腐は、人参やとうもろこしなどの野菜を練り込んだ「野菜フレーバー」が特徴。酒、焼酎、ビールは600円、ワインはハーフボトルで2,000円。平均客単価は5,000円前後。
客層は、40代以降の男性が多いという。荒木さんは「『トゥマッチ』のお客さんや、料理専門学校の講師時代の生徒さんが来てくれたりもする。以前から大阪・ミナミに興味があったことと、「く」の字型カウンターを備えた物件が気に入ってこの場所に出店した。1人で気楽に、楽しく営業しているので、気軽に訪ねてもらえれば」と話している。
営業時間は18時~翌3時。日曜・祝日定休。