輸入食品店「千成屋」がリニューアル-カフェ併設で若年層の取り込み狙う

リニューアルした店舗ファサード

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 創業50年以上の歴史を誇る大阪の老舗輸入食品専門店「千成屋」が8月1日、カフェバーを併設し「RICOCHE(リコッチェ) SENNARIYA」(大阪市中央区難波3、TEL 06-6641-3261)としてリニューアルオープンした。

2階にオープンしたカフェバー

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 1945(昭和20)年の創業の千成屋は、国内外の酒や菓子、チーズなど多様な食品を取り扱い、「パスポートなしで世界のフーズを」のキャッチフレーズで地元客に親しまれている輸入食品の専門店。7月17日に、従来は約10坪だった食品売り場を約30坪に拡張しリニューアルオープンした後、8月1日には、それまで倉庫として使用していた2階部分をカフェバーとして新規オープンした。

 1階の食品売り場には、ウイスキー=120~130種類、ワイン=200種類のほか、日本酒やブランデーなど全部で400種類ほどの酒をそろえる。またコーヒー、紅茶、チーズ、菓子なども数多く取りそろえる。

 2階のカフェバーは、約30坪の広さにカウンター席とテーブル席計25席を設ける。1階店舗で販売している酒やチーズなどの食材のほか、同社が黒門市場で経営するスーパーマーケットからもハーブ牛などの食材を取り寄せ、調理して提供する。

 フードは、「ハーブ牛のローストビーフサンド」(980円)、「ワイン屋さんのビーフシチュー」(980円)、「千成屋のドライフルーツ」(600円)など。ドリンクは、赤ワイン「CHマルバ」(500円)、白ワイン「マージュ」(500円)、「コロナビール」(500円)やスコッチ、ブランデー、カクテルなどのアルコールのほか、フランスの高級食品ブランド「エディアール」の「アイスコーヒー」(550円)、「アイスティー」(500円)、シチリア産の「ブラッドオレンジジュース」(680円)、佐賀県の「スワンサイダー」(600円)など。別途1,000円を支払えば、1階の店舗で購入した酒を店内に持ち込める。客単価は、ランチ=1,000円、ディナー=3,000円。

 同社の飯阪太祐社長は「輸入食品を販売するだけでなく味わってほしいと考え、カフェバーのオープンを決めた。リニューアルにより、従来の年配客に加え若い客も増えた」と話す。

 営業時間は10時~23時。カフェバーのみ月曜定休。

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