「川と生きる都市・大阪」をテーマに、中之島公園を中心とする大阪市内各所で市民参加によるワークショップやアート船の巡航、船着き場での朝市など、水辺を楽しむイベントを多数展開する「水都大阪2009」が8月22日、開幕した。道頓堀川の「太左衛門橋船着場」を中心としたエリアでは、「大阪ミナミ水都祭り」が始まった。
平松邦夫・大阪市長と門川大作・京都市長が船に乗ってやってきた
大阪ミナミ水都祭りは、水都大阪2009の「船着場プログラム(地域協同企画)」として企画されたもので、戎橋筋商店街振興組合、心斎橋筋商店街振興組合、宗右衛門町商店街振興組合、道頓堀商店会を中心とした実行委員会が主催して、ライブイベントやアートギャラリーなどを実施する。
イベント初日となった22日、道頓堀川の両岸にある遊歩道「とんぼりリバーウォーク」でオープニングイベントが行われた。船上ステージで大阪樂団によるライブ演奏が行われ、「憧れのハワイ航路」など昭和の名曲が披露されるなか、平松邦夫・大阪市長と門川大作・京都市長が乗り込んだボートが太左衛門橋船着場に到着すると、居合わせた観光客らは拍手で出迎えた。
続いて行われた開会式で平松市長は「関西のにぎわいをミナミから作っていきたい。とんぼりリバーウォークの整備もまだまだ続けていく」とあいさつ、門川市長も「道頓堀川はセーヌ川よりも素晴らしい。もっともっときれいになっていく道頓堀川を見て、大阪の実行力に感服している。みんなで関西を元気にしていきたい」とあいさつした。
とんぼりリバーウォークではこの後も週末を中心にイベントやアート展示が行われる。ミナミの店や企業のポスターを一堂に集める「ミナミショップポスター展」、絵画や書画などのコンテスト「ミナミ百景展」、昔のミナミの店や街の写真を集めた「ミナミ歴史写真展」などを終日開催するほか、道頓堀川に浮かべた船をステージとして行う「プレミアムライブ」や、ミナミの飲食店が週替わりで出店する「ミナミまち店イートイン」も週末や休日に予定する。