大阪市が整備を進めている道頓堀川遊歩道(愛称=とんぼりリバーウォーク)のうち、相合橋~日本橋(堺筋)間の約150メートルがこのほど完成し、8月22日から供用を開始した。既に供用している戎橋西側(御堂筋東側)~相合橋間の約300メートルと合わせ、約400メートルが東西の遊歩道でつながった。
今回完成した相合橋~日本橋間は、戎橋~相合橋間と同様のデザインで、道頓堀川の北側、南側の両岸ともに上下2段構造。下段は道頓堀川の水面に近く、日本橋付近の南側の岸には日本橋船着場を新たに設けた。太左衛門橋で既に供用している太左衛門橋船着場と合わせ、戎橋~日本橋間に2カ所の船着場が設けられたことになる。
とんぼりリバーウォークは、大阪市が掲げるまちづくりの目標「水の都・大阪」再生に向け、道頓堀川に面した水辺空間を1995年度から整備しているもので、湊町地区でも整備が進められており、既に湊町リバープレイス西側~深里橋(四ツ橋筋)間の約150メートルが供用されている。深里橋~戎橋西側間も整備が進められており、2010年度には湊町リバープレイス西側~日本橋間の約1キロメートルが東西の遊歩道で結ばれる予定。
最初に供用された戎橋~太左衛門橋間では、新たに開店する店舗や既存の店舗が入り口をとんぼりリバーウォーク側に設けたり、さまざまなイベントが開催されるなど、都会の中で水に親しめるスポットとしての認知が高まってきている。