南海電鉄は10月4日、南海線のダイヤ変更を行う。特急「ラピート」「サザン」を増発するほか、利便性の向上を目指した列車の増発などを行う。

　ダイヤ変更は、南海線の全線（南海本線、高師浜線、空港線、多奈川線、加太線、和歌山港線）を対象に行う。現在、平日は上り＝20本、下り＝19本、土曜・休日は上り＝28本、下り＝28本を運行している特急「サザン」を毎日上り下りとも32本に増発し、終日30分に1本の間隔で運行を行う。また、これまで平日の一部ダイヤで全席座席指定だったのを終日、一部座席指定へと変更する。これにより「待たずに乗れる」「発車時刻を覚えやすくなる（難波発は毎時15分と30分）」と同社では説明している。

　また関西国際空港へと向かう客の利便性向上と、難波方面へと向かう通勤客の着席性向上のために、平日早朝に特急「ラピート」を2本増発する。そのほか和歌山方面への帰宅客の利便性向上のため、平日17時以降の特急と急行を、現在の20本から25本に増発する。