道頓堀川の相合橋で9月18日、平松大阪市長らが参加し、自転車駐輪禁止キャンペーンが行われた。
大阪市では2008年10月、放置自転車一掃のための緊急対策を発表。3カ年計画で、放置禁止の指定区域を大幅に拡大するとともに、放置自転車の撤去回数を増やした。また同市はミナミエリア内全ての商店会・町会と「自転車まちづくり協定」を9月中に締結する。
内閣府の発表では、駅周辺の放置自転車数(2007年10月現在)は大阪市が1位で、2位の横浜市の約2倍の台数。特にミナミエリアでは約14,000台の自転車が放置されているという。相合橋で街頭キャンペーンを行った平松市長は「大阪の街はマナーが悪い、汚いと言われないようにしたい」と今回のキャンペーンへの意欲を見せた。「行政だけではできないが、市民と行政が一つになれば達成できるということを証明したい」と話し、「せっかく大阪は素晴らしい街なんだから、世界に誇れるきれいな場所にしていこうじゃないですか」と呼びかけた。
今回のキャンペーンは10月1日から同エリア一帯を自転車放置禁止区域に指定することをうけて行った。今回拡大される自転車放置禁止区域は、近鉄難波駅前やアメリカ村などの西心斎橋、南船場など。平松市長は「あわせて自転車の駐輪場の整備も積極的に行っていきたい」と話した。
同キャンペーンでは、相合橋でスピーチを行った後、市長が先頭に立って周囲の違法駐輪自転車に黄色い注意札を取り付ける活動も行った。