プレスリリース

生成AI活用により3ヵ月間で約2,000時間以上の業務削減効果を確認 関西9病院に年内導入決定

リリース発行企業:MR&S有限会社 SDX研究所

情報提供:

生和会グループ MR&S有限会社 SDX研究所(本社:大阪府堺市、所長:大門 恭平、以下「SDX研究所」)は、医療法人せいわ会 彩都リハビリテーション病院(所在地:大阪府箕面市、理事長:福澤 正洋、院長:松村 晃秀)、医療法人せいふう会 川西リハビリテーション病院(所在地:兵庫県川西市、理事長:植松 正保、院長:柴田 邦隆)と共に、株式会社medimo(本社:東京都世田谷区、代表取締役:野村怜太郎、中原楊、馬劭昂)が提供する会話からAIが診療録を作成する「medimo」を臨床現場で検証してまいりました。その結果、リハビリテーション(以下、リハビリ)病院におけるセラピストの間接業務が3ヵ月間で約2,000時間以上削減できることを確認しました。さらに、1.診療録以外の業務でも活用できること2.セラピスト以外の職種でも活用できることの二点が確認されたため、関西で運営する9つのリハビリテーション病院で年内に「medimo」を導入することを決定いたしました。


プロジェクトの歩み

第一回検証では得られなかった効果を第二回検証で新たに確認
我々はこれまで、株式会社medimoと共に、リハビリ分野に特化した生成AIソリューションの開発を進め、その後実施した 第一回検証(結果は海外学術誌 Cureusに掲載されております。コチラから確認)では、診療録の質向上と業務負担感の軽減を確認した一方で、作成時間の短縮には至りませんでした。
第一回検証で明らかになった課題を踏まえ、使用環境の最適化、運用プロセスの見直し、ノウハウ共有を含む教育体制の強化を行い、第二回検証を実施。その結果、診療録の作成時間と業務負担感の両面で大幅な改善が得られました。

3ヵ月で約 2,000時間以上の業務削減を確認
1. 診療録作成時間を約66%短縮
 対象となったすべてのセラピストで時間短縮を確認し、平均削減率は約66%に達しました。
2. 診療録作成に対する主観的負担感を約50%軽減
 第一回検証時よりもさらに高い水準で負担感を軽減しました。

さらに、診療録以外の書類作成業務でも時間短縮を確認。SDX研究所が独自に考案した運用方法で 「medimo」をグループ病院の院内業務に活用した場合、導入前と比べ3ヵ月間で合計約2,000時間の削減効果を確認しました。
同様の仕組みを応用することで、セラピストに限らず医師・看護師・医療ソーシャルワーカーなど多職種への展開も期待でき、病院全体としてさらなる業務改善効果が見込めます。

作成時間と負担感が軽減


今後の展望
今後は、関西圏にある9つのグループ病院へ「medimo」を段階的に導入し、医師・看護師をはじめとする多職種の業務での実用性を検証してまいります。さらに、medimoにとどまらず、SDX研究所が独自に開発するAIアプリケーションや外部企業の先進ソリューションも積極的に採用し、グループ全体でAI活用を一層推進します。創出された時間をどのように高付加価値業務へ再配分するか、またAIが日常業務に浸透した際に「人にしかできない仕事」は何かを徹底的に探求し、最終的には患者さまに提供する医療の質をさらなる高みへ引き上げる所存です。

プロジェクト運営者

医療法人せいわ会 彩都リハビリテーション病院
所在地  :大阪府箕面市彩都粟生南1丁目1番20号
代表者  :理事長 福澤 正洋、院長 松村 晃秀
URL   :https://www.saito-rh.jp/

医療法人せいふう会 川西リハビリテーション病院
所在地  :兵庫県川西市東畦野5丁目18番1号
代表者  :理事長 植松 正保、院長 柴田 邦隆
URL   :https://kawanishi-rh.jp/

生和会グループ
MR&S有限会社 SDX研究所
所在地  :大阪府堺市堺区南向陽町2丁3番6号
代表者  :大門 恭平
URL   :https://seiwakai-dx.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/dx_seiwakai/
E-mail   : k_omon@sdxlab.jp

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