今年で開局20周年を迎えるFM802主催の音楽イベント「MINAMI WHEEL(ミナミホイール) 2009」が10月30日~11月1日、大阪・ミナミ一帯のライブハウスやクラブで開催された。
同イベントは今年で11回目。「ビッグキャット」(大阪市中央区西心斎橋1)などの大阪・ミナミのライブハウス・クラブで、350組以上のアーティストが一斉にライブパフォーマンスを行った。当日のパスを購入した観客らは、それぞれの会場を自分たちで組んだスケジュールで自由に移動し、さまざまなアーティストのライブを楽しんだ。会場となったアメリカ村や心斎橋では、パスを首から提げて歩く若者たちが多く見受けられた。
同イベントのライブ会場以外でも、「なんばHatch」「クラブクアトロ」で「MINAMI WHEEL 2009 EXTRA -MIDNIGHT EXPRESS-」、ビッグステップの大階段や三角公園で無料ライブ・ファッションショーが行われた。FM802編成部の中筋さんは「周辺をどんどん巻き込んでいく形でいろんなイベントを行えた」と振り返る。
10月31日のビッグキャットには、2004年に「ツバサ」でデビューした「アンダーグラフ」、2006年にメジャーデビューを果たした「Aqua Timez(アクアタイムズ)」がゲストとして登場。アンダーグラフは前日の同30日から配布されるパンフレットで初めて出演が明かされ、アクアタイムズは当日の開始まで伏せられるなど、シークレットゲストとして会場のファンを沸かせた。
今年の入場者数は3日間で約1万5,000人。昨年は4日間で約1万6,000人。「イベントとして定着してきたと思う」と中筋さん。「11月1日の雨の中でも当日券を購入される方が多く、多くの方に認知されてきたなと感じた。いろんなアーティストのライブを楽しみたい人、お気に入りのアーティストがいる人など、さまざまな人に応じた楽しみ方ができるイベントだと思う」とも。