アメリカ村のボーリング場「サン・ボウル」地下にある「サンホール」(大阪市中央区西心斎橋2)で2月21日、エアガンのシューティング大会「SAS(スポーツ・エアーソフト・シューティング)マッチ」が行われ、愛好家約30人が参加した。
「危険な玩具として扱われがちなエアガンを思う存分楽しんでもらえる場を提供しよう」と、2006年9月から3カ月に1回のペースで行っている。1990年ごろから行われていたシューティング大会を、より安全でスポーティーに、初心者でも参加しやすい競技内容に発展させた。4コースに設置した段ボール製の「ペーパー・ターゲット」と樹脂製の「ペーパー・ホッパー」の2種類のターゲットを、いかに早く正確に射撃するかを競う。
同大会を運営するSASシューター同好会「SASC(スポーツ・エアーソフト・シューティング・クラブ)」スタッフの佐川光夫さんは「ゴルフや釣りを趣味にしている方と同じ感覚で、エアガンを一日中楽しめる環境がここにはある」と話す。「シューターが寄り合い、各自が費用と役割を分担する」という同クラブの趣旨の下、コースのデザインから審判や採点、会場の設置に至るまで参加者全員が協力して行う。
安全に楽しんでもらえるよう、「銃の先を人に向けない」「射撃場ではメガネを着用」「射撃場以外ではエアガンは鞄の中に」など細かいルール設定をしている。佐川さんは「エアガンは扱い次第で怖い凶器にも楽しいスポーツにもなる。大会を通して、特に青少年にそのことを伝えていきたい」と話す。