道頓堀の中座くいだおれビル(大阪市中央区道頓堀1)4階のイベントスペース「studio ZAZA」で2月20日・21日、大阪を拠点に活動するアート作家や映像作家が参加して「道頓堀芸術祭2010」が行われた。
同スタジオの3つのイベントスペースを使って行われた同イベントでは、アートの「今」と「今後」の可能性の表現をテーマに、18組のグループによるアートパフォーマンスと、映像作品10作品の上映が行われた。新聞紙を使ってドレスをライブ制作する「新聞女」をはじめ、ギターの先に付けたハケでキャンバスにダイナミックな絵を描く「ハモニズム」など、制作の過程をその場で見て楽しめるものが中心。
今回が初開催となる同イベントでは、事前の広報活動に「ツイッター」(@D_A_F_)を活用。当日もイベントの模様を随時つぶやいたほか、「ユーストリーム」を使いアートパフォーマンスの模様を生中継するなど、インターネットを駆使した。ディレクターの丸岡未和さんは「楽しいイベントが行われるということをツイッターで宣伝することで、他の人のブログやホームページ、ツイッターのつぶやきなどで広めてもらうことができる。1カ月ほど前から関東、関西の美術関連のアカウントをフォローし始め、徐々に告知活動を行っていた」と話す。
イベント会場にはWi-Fi環境を構築し、パソコンを使ってツイッターでつぶやく担当者と、iPhoneを使ってアートパフォーマンスをユーストリームで配信する担当者の2人体制で随時イベントの模様を生中継した。ツイッターの担当者は、ユーストリームで配信されている映像をモニタリングしながら、「もうすぐ開演です。お客さんがたくさん来ています」「次は、新聞女さんの登場です!!」など現場の状況を刻々と伝えた。