大阪ミナミでカクテルコンテスト-大賞は「浪速ラプソディ」に

13人の参加者が個性豊かな創作カクテルで腕を競い合った

13人の参加者が個性豊かな創作カクテルで腕を競い合った

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 スイスホテル南海大阪(大阪市中央区難波5、TEL 06-6646-1111)で3月7日、「ミナミらしい」創作カクテルを決定する「OSAKAミナミカクテルコンテスト」が開催された。

大賞を受賞した田中奈保美さん

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 主催は、大阪・ミナミの街づくりと活性化を目指す「ミナミまち育てネットワーク」。発足1年を記念して、「OSAKAミナミの元気」をテーマに、独自の食文化とともに酒文化を育んできたミナミを代表するカクテルを誕生させようと企画した。

 コンテストでは、1次、2次審査を勝ち抜いたプロのバーテンダーや一般、学生ら13人が創作カクテルで腕を競い合った。ネーミングや味のほか、パフォーマンスや独創性によって、審査員が「大賞」「ベストパフォーマンス賞」などの各賞を決定するほか、来場者約500人が「ギャラリー賞」を投票で選ぶ。一般、学生部門では、5人が個性あふれるパフォーマンスを披露。「グリコ」と書かれたTシャツで「一杯飲めば300メートル走れる」カクテルを作った参加者や、バーのマスターとお客のショートコントを繰り広げた参加者も。

 表彰式では、メレンゲ音楽に合わせて踊りながらカクテルを作ったドミニカ共和国出身のバエスデレオン・エリダニさんが「ベストパフォーマンス賞」と「一般優秀賞」を受賞し、感激で涙する場面も。最優秀の「OSAKAミナミカクテル大賞」と「ギャラリー賞」を同時受賞したのは、ウオツカにトロピカルフルーツのリキュールなどを混ぜた田中奈保美さん(プロフェッショナル部門)の「浪速ラプソディ」。副賞として20万円相当のJTB海外旅行券が贈られた。

 「大賞の『浪速ラプソディ』が、『マンハッタン』のように育っていってくれれば」とミナミまち育てネットワーク企画委員長代理の中井計英さん。「500人もの方に来場いただき、関心の高いイベントだったという確かな手応えを感じた。今後もぜひ続けていきたい」と話す。

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