ユナイテッドアローズ(東京都渋谷区)は9月20日、メンズブランド「大阪 時しらず」(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-6245-5122)をOPAきれい館1階にオープンした。同フロアに同社が出店するレディスブランド「アナザーエディション」と同時オープンするもの。
「時しらず」は、同社社員の市之瀬智博さんがディレクターを務めるメンズファッションブランドで、同社で販売の仕事をしていた市之瀬さんが、「社内ベンチャー制」による審査を経て実現した。「ストリート」と「ハイ・ファッション」の架け橋となるような「ハイ・ストリート」をコンセプトとし、オリジナル商品と国内外のセレクト商品を扱う。2002年に代官山に1号店をオープン、大阪店は原宿店、名古屋店に次ぐ4店舗目で、関西では初出店となる。
店舗面積は約36坪。「日本文化を大切にしたい」という市之瀬さんの思いから、店内に盆栽を飾り、フィッティングルームにゴザを敷くなど「和」のテイストを絡めた。天井には「化け猫」を退治する「矢(ARROW)」の絵が描かれている。「時しらずカルチャー」として、洋服以外にもテレビやコミック、CDなども販売、「市之瀬さんの部屋のよう」(同社広報担当の上之郷さん)な店内となっている。
上之郷さんは「これまでのストリート系から『大人の』ファッションへと移行していく25歳~35歳の男性に、かっちりしすぎない『きれい目』のコーディネートを提案していきたい。隣接して出店しているアナザーエディションとは『エッジのきいたカジュアル』という軸が同じなので、ファッションの好みが共通したカップルに楽しんでもらえれば」と話している。
オープン記念で、「HUNTING WORLD×時しらず」オープン記念リング(29,400円)、「COCOA'77×時しらず×Another Edition」Tシャツ(9,975円)、「メッシュキャップ」(6,825円)などを限定販売する。営業時間は11時~21時。